憚りながら・・・冤罪袴田事件 

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上記の方は、元・六代目山口組舎弟後藤組の組長の後藤忠正さんです。実を言うと、この後藤さんは、以前から、1966年(昭和41年)6月30日に静岡県清水市(現静岡市清水区)で発生した強盗殺人放火事件の冤罪問題を著書やインタビューで指摘しており、仕舞には私費を投じて、映画「BOX 袴田事件 命とは」を製作しました。そのことがきっかけか、東京高等裁判所は死刑が確定し、その後釈放された袴田巌さんの再審=裁判のやり直しが行われました。しかしながら、残念なことに、再審請求は却下されました。この事件は、静岡市清水区で会社役員の一家4人が殺害された事件において、警察や検察が証拠不十分にもかかわらず、逮捕から起訴までしてしまった冤罪事件なのです。なぜ、この元・山口組暴力団員後藤さんが、この事件の真相を訴え続けてきたかというと、自身が静岡の富士宮出身であり、また、冤罪の袴田さんが、元・プロボクサーということもあり、付き合いがそれなりにあったからです。これは、"憚りながら"という本の収益から、映画「BOX 袴田事件 命とは」を制作しようとした経緯についても本人が語っておりました。

しかし、結局再審請求は却下されてしまったようです。

袴田事件」で、東京高等裁判所は死刑が確定し、その後釈放された袴田巌さんの再審=裁判のやり直しについて、弁護側が行ったDNA鑑定は信用できないとして、4年前の静岡地裁とは逆に、認めない決定を出しました。一方、地裁が認めた釈放については年齢や健康状態などを踏まえ、取り消しませんでした。

 

静岡地方裁判所は4年前、犯人のものとされる衣類の血痕のDNA型が袴田さんと一致しなかったという弁護側の鑑定結果などをもとに、再審とともに釈放も認める異例の決定を出しました。

決定を不服として検察が抗告したため、東京高等裁判所でDNA鑑定が信用できるかどうかなどが改めて審理されました。

11日の決定で東京高等裁判所の大島隆明裁判長は、静岡地裁の決定を取り消し、再審を認めない判断をしました。
決定では「地裁が認めたDNA鑑定の手法の科学的原理や有用性には深刻な疑問が存在している。血痕のDNA型が本人と一致しないという結果は信用できない」という判断を示しました。

そのうえで、地裁とは逆に、犯人のものとされる衣類は袴田さんのものだと考えて不合理な点はないという判断を示し、「確定した有罪判決の認定に合理的な疑いが生じていないことは明らかだ」と結論づけました。

一方で地裁が認めた釈放については「本人の年齢や生活状況、健康状態などに照らすと、再審についての決定が確定する前に取り消すのが相当とは言いがたい」として、取り消しませんでした。

弁護団は再審を取り消した決定を不服として最高裁判所に特別抗告する方針で、袴田さんの再審と釈放の判断は最高裁に委ねられることになりました。

 

そうなると、最高裁の判断により、袴田さんの再収監もありえるということです。袴田さんは現在、82歳なので、もう一度収監されてしまうと、今度は、二度と真相を得られる手掛かりはなくなってしまいます。どうやら、検察内部でも意見が分かれているようですね・・・もう一度収監すべきだと主張する検察官もいれば、袴田さんの体調や精神状態を考えると、これ以上の収監は正義に反するといった考え方があるようです。それにしても、安倍政権は、本当に恐ろしい・・・森友学園や加計問題に対する検察や行政権に対する圧力、そうなると今回の袴田事件の再審請求却下も安倍政権に仕業によるものかもしれません。三権分立を根幹から覆す安倍政権は、北朝鮮金正恩政権に少しずつ近づいているような気がします。