増加する虐待事件と経済問題 貧困家庭は、子供を育てられない時代・・・

 先日の目黒区東が丘のアパートの一室で起きた虐待事件など、近年、日本で増加する虐待事件、今回は、その事件をいくつか例に挙げて考察していきたいと思います。

2016年1月・・・埼玉県狭山市で、3歳の藤本羽月(はづき)ちゃん(3)が自宅マンションで死亡しているのが見つかった事件がありました。どうやら、加害者の実の母親とその内縁の夫の犯行なようです。虐待の内容もすさまじく、押し入れに、金具を使って監禁しており、食事はまったく与えておらず、熱湯をかけたり暴行を繰り返していたようです。

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この加害者の藤本彩香被告は、前職はキャバ嬢でした。夫の大河原優樹被告は、空調設備作業員だったそうですが、写真を見た限り、本当に仕事をしていたかどうかあやしいものです。空調設備作業員は本来、冷凍機械責任者・電気主任技術者電気工事士・ボイラー技士などの資格が必要とされます。ボイラーや冷凍機、ヒートポンプ、蓄熱槽・吸収冷温水機などの配管やダクトの修理や加湿や熱交換を行うコイルなどのメンテナンスが仕事になります。見かけで判断するわけではありませんが、大河原優樹被告の格好や風貌、髪型を見る限り、資格は仮に所持していたとしても、仕事は定期的にたゆまなく行っていたか怪しいと思います。

 

別の虐待事件・・・

2015年・・・ 東京都足立区に暮らす夫婦は、3歳の次男をウサギ用ケージに監禁し、殺害。夫婦は長男や長女とともに森へ行ってその子の遺体を埋めた。その翌日、夫婦は家族で東京ディズニーランドへ遊びに行き、約1週間後には6番目の子供を出産ました。虐待の内容は、惨憺なもので、食事は2~3日に一度しか与えておらず、ケージの近くに大きな重しを置いておき出られないようにしていたなどです。ちなみに、近所の住人が通報したことにより、一度児童相談所が訪ねた際には、マネキンを使ってごまかしていたそうです。さらにひどことに、この夫婦は、児童手当と生活保護費を、事件後も受給していたそうです。

 

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この2つの事件を見ると、共通点があることがわかります。前者と後者の主な違いは、再婚による継父であるか、実の両親であるかどうかが大きく違います。しかしながら、結果的に虐待事件を起こしてしまいました。なぜなのか?どうも最近の虐待事件の原因として挙げられるのが、貧困なのではないかと思います。若くして、経済状態が安定してないのにもかかわらず、結婚し、家庭を作り、子供を作ったことにより、結果、精神的不安や経済的不安により、このような事件が起こってしまうのかもしれません。今から、20年近く前は、継母イジメに代表されるように、虐待問題は、経済事情の問題よりも、その家族間の関係性によるものでした。しかし、現在では、上記のような、経済的事情が虐待につながっているケースも多いように思われます。